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アコギの弦は緩めるか|保管方法についてベストな方法とは?

アコギの弦は緩めるか|演奏後の保管方法についてベストな方法とは? メンテナンス方法

アコギを保管するときは弦を緩めるよういわれました。

弦を緩める人緩めない人いろいろ居るので迷ってます。

こんなお悩みにお答えしたいと思います。

アコギに限らず、弦楽器に関しては、演奏後の保管時に弦を緩めるか緩めないかには賛否両論ありますね。アコギ保管時に弦を緩めるか緩めないかは保管方法・保管場所によって変わってきます。

その他、アコギの演奏頻度など、弦を緩めるか緩めないか考慮するべき要素がいろいろあります。なので、弦を緩めるかどうかの結論はひとつでは無いと思います。

私のサイトでは、挫折してしまいがちなアコギ初心者の方が、ちょっとでも上達してアコギって楽しいなと思えるようになるために運営しています。

今回は、アコギの練習後に弦を緩めるか緩めないかについてまとめておきたいと思います。

◆この記事の内容

  1. アコギの弦は緩めるか|演奏後の保管方法についてベストな方法とは?
  2. ネックの反り防止の為
  3. 弦のテンションを保持するため
  4. 保管で気をつけたいこと
  5. 緩めると切れる
  6. 緩いと感じる
  7. アコギの弦は緩めるか?終わりに

アコギの弦は緩めるか|演奏後の保管方法についてベストな方法とは?

アコギの弦は緩めるか|演奏後の保管方法についてベストな方法とは?

アコギの弦を演奏しないときに緩めるか緩めないかを考えるときに、ピアノを思い浮かべてみてください。ピアノは、いつも同じ場所で動かさず、ピアノ線に指が触れることも無いですね。

アコギで言うところのチューニング(調律)は一年に一度くらいのご家庭が多いのでは無いでしょうか?当然、調律後にピアノ線を緩めるなんて聴いたことがないですね。

だからアコギもチューニング後は弦を緩める必用は無い!と思われるかも知れませんが、アコギはピアノとは使用環境が違います!ピアノとは全く違う、アコギの使用環境によって弦を緩めるか緩めないかの考え方も変わってくるのではないでしょうか?

ネックの反り防止の為

アコギを弾かないときに、弦を緩める理由の一番は、弦を緩めないとネックが反るからというものでしょう。弦を張った状態でアコギのネックにかかる張力の大きさは70kgほどだと言われています(ちなみにエレキギターで40kgほど)。

大人一人がぶら下がっているくらいの力がアコギのネックと弦に掛かっていることになりますね。演奏後に弦を緩めることにより、アコギはこの力から開放されることになる訳です。

ただし、アコギの構造的には、この張力が掛かった状態で綺麗な音が出せるよう弦を引っ張る方向に耐えられるだけの逆方向に力を持っている訳ですよね。アコギの弦を緩めないで保管すると懸念されるネックの反りの多くは順反り。

ネックがアコギの表面方向に反ってしまい弦高が高くなってしまうことですね。逆に、弦を緩めると弦のテンションから開放され、ネックが裏方向に反る逆反りの危険があります。

しかも、アコギは大部分が木で出来ているので、気温・湿度などの環境に非常に左右され易い楽器です。なので、アコギを保管するときは単純に弦を緩めておけば問題ないとは言い切れないところがあります。

弦のテンションを保持するため

アコギの弦を緩めるもう1つの理由は、弦が伸びてしまい、弦のテンションが下がってしまうのを防ぐことが出来るため。ギターにかかる数十キロの力はそのまま弦にも掛かってきます。

そのため、弦は少しずつ引き伸ばされて演奏時のテンションも徐々に落ちてしまいます。アコギの、張り替えたての弦のジャリーンとした、キラキラした感じの音が少しずつ輝きを失い劣化してしまうのは、このテンションの低下も大きな原因の1つとなっています。

倍音が弱って音抜けが悪いなとか、なんとなく弾き心地が悪くなってきたなと感じるのはこの弦のテンションの問題もひとつですね。アコギの保管中に弦を緩めておくと、徐々にテンションが下がるのを長持ちさせることが出来ると思います。

保管で気をつけたいこと

アコギの弦を、保管中に緩める理由を大きく2つ紹介しましたが、アコギの保管で気をつけたいことをお伝えします。アコギの弦を緩めるか緩めないかについては、私は緩める派です。

ただし、次にアコギの練習するときにチューニングが面倒くさくなる程大胆には緩めません。弦を緩めるのは半音から一音程度でいいと思います。一番注意したいのは、出来るだけ多い頻度でアコギの状態を確認するというこ。

アコギを何ヶ月も押入れにしまいっぱなしと言う方は、このサイトはご覧になっていないと思います。毎日アコギの練習を欠かさないという方は、弦は緩める必要は無いと思います。

ペットを飼っている方が、毎日えさをあげたり、散歩に連れて行くような感じでしょうか?週に一回くらいの練習頻度の方が一番微妙ですね。半音から一音くらいは下げておいた方がいいと思います。

湿気が多い時期と、そうでない時期でもアコギのコンディションは違ってくるのでよく観察しておいた方がいいですね。

緩めると切れる

「僕のアコギは弦を緩めるときに切れるんでよ」と質問されることがあります。弦が切れる理由は劣化してきた時はもちろんですが、チューニングに失敗して本来の音程より上げすぎても当然切れますよね。

ではなぜ、弦を緩めるときに切れるのでしょうか?弦は、緩める締めるを繰り返すと切れやすくなります。なので、たまたま緩める方向に向かったときに切れたのでおかしいと思っただけで、切れるタイミングだったのではないでしょうか?

アコギ本体の状態を保持するために緩める方と、この弦の劣化が嫌で緩めないギタリストもいますので、自分の好みを見つけましょう。

緩いと感じる

弦が緩いと感じるのは、きちんとチューニングがあっているのであればテンションが自分の好みではないということですね。その時は弦の種類を変えるのを検討してみては如何でしょうか?これが一番いいコンディションだと言えるアコギの状態というのは、季節の移り変わりの激しい日本では難しいかもしれませんが弦も種類が多いのでいろいろ楽しみながら試してみると良いですよ。

アコギの弦は緩めるか?終わりに

終わりに

最後にこの記事をまとめておきたいと思います。

  1. アコギの弦は緩めるか|演奏後の保管方法についてベストな方法とは?
  2. ネックの反り防止の為
  3. 弦のテンションを保持するため
  4. 保管で気をつけたいこと
  5. 緩めると切れる
  6. 緩いと感じる
  7. アコギの弦は緩めるか?終わりに

アコギの弦を練習後に緩めるか緩めないかの判断は、賛否両論あるところですが、結論は自分が決めるしかないですね。

あなたのお手持ちのアコギのコンディションと、ご自宅の保管場所の湿度や温度の関係と、練習頻度によってあなただけのパターンが出来てくると思います。アコギは木で出来ていて、完成品でも、気温や湿度の影響を受け易い生き物のような楽器です。

愛着を持って、日々触れてあげることで、不具合にも気付いてあげられるし、腕前も上げっていくというもの。せっかくの愛器だからよく面倒を見てあげましょう。

最後までご覧頂き有難うございます。

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