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アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に

アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に メンテナンス方法

アコギの弦を交換していたらサドルが外れました!

サドルを元に戻そうと思ったら向きがわかりません。

正しいサドルの向きが知りたいです。

こんな、お悩みにお答えしたいと思います。アコギのサドルは実は消耗品なので、ずっと交換しないというわけにはいかない部品です。なので、サドルは簡単に外せるように出来ているのですが、弦交換の度に外れるのも大変ですね。

サドルの向きは一般的には6弦側の弦高が高くなる方が正しい向きですが、アコギ初心者の方はすぐにはわかりづらいですよね。今回は、アコギのサドルの向きについて知っておくべきことを、まとめておきたいと思います。

◆この記事の内容

  1. アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に
  2. 向きは弦高が高い方が6弦側
  3. 2弦の所だけ凹んでいるのは何故?
  4. 交換は難しい
  5. アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?終わりに

アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に

アコギのサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に

アコギの部品で、弦以外で簡単に外れる可能性のあるものは、サドルくらいでしょうか?ナットは接着剤で接着されているので、簡単には取れませんが、万が一取れた場合はアロンアルファなどでくっつけます。

 

 

向きは弦高が高い方が6弦側

アコギのサドルは、接着剤で接着しないのが基本です。だからといって、弦交換のときに軽くポロッと簡単に取れてしまうのもどうかと思います。ブリッジの溝にきちっとはまっているのがベストだと思いますが、いずれにしてもサドルは消耗品なので、交換のことを考えると外せる必要がありますね。

アコギのサドルの向きの見分け方について、上下の向きは、平らな方がアコギ側、丸みを帯びている方が弦の側なので、わかりやすいと思います。サドルの上下の向きがわかったら、アコギのヘッドの方向にサドルのどちらを向けるかになります。

弦高を基準に考えると、弦がフレットから離れるように高さを保ってある側が6弦側になります。サドルを逆に付けてみると判ると思いますが、6弦側の弦高が低くなるので、6弦、5弦あたりが、フレットにくっついて弾けないか、弦がフレットにあたりビビッて良い音が出ないでしょう。

もうひとつ、2弦があたるサドルの位置が削ってある場合があります。そういうサドルの場合には、2弦があたる場所がわかるのでサドルの向きが決まるでしょう。

2弦の所だけ凹んでいるのは何故?

それでは、何でアコギのサドルは2弦のところだけ凹んでいるのでしょう?開放弦でチューニングしたアコギの開放弦を鳴らすと、当然正確な音低がなりますよね。しかし、12フレットを押さえて弦を弾くと微妙に音程がズレます。

どの弦でやっても同じなのですが、1弦を例にすると1の開放でチューニングメーターをつけて音を鳴らすとド真ん中のミの音が出ますよね。12フレットを押さえて弦を弾くと若干ズレたミの音が鳴るでしょう。

アコギは弦を押さえて音程を決める楽器ですね。所定の音程で正確な音程が出せるようにフレットがあるのですが、弦を押さえたとき弦の張力が上がり、実はほんの少し音程が高くなります。

それでは楽器としては困るので、微妙な音程の変化の分を、抑える為にブリッジの位置はそれぞれ調性されています。弦の芯線が太いほど弦を押さえたときの音程の変化が激しいので、太い弦ほどサドルをより後ろ方向に下げる必要がありますね。

そこで、アコギの弦は、1弦より2弦が太い、2弦より3弦の芯線が細いですよね。しかし、3弦は巻き弦なので全体の太さ(ゲージ)は2弦より3弦が太い、3弦より4弦の芯線は太い、以下同じ、という弦の構成になっています。

なので、サドルの位置は1弦より2弦が後ろに下がり、2弦より3弦が前に出て、3弦より4弦が後ろ、4弦より5弦が後ろ、5弦より6弦が後ろ、となっていきます。

この微妙な音程の調整を1本のサドルで実現するために、サドルの形状を工夫した結果として、2弦だけ少し凹ませるのがベストとなるのです。

交換は難しい

サドルを交換する場合はアコギの弦をすべてはずし、サドルを抜きます。サドルサイズが大きくて溝に入らない場合には、ギターを逆さまにしても落ちない程度に、サドルの側面をヤスリで少しづつ削ります。

サドルがピタッと収まったら、一度弦を張りチューニングしてみましょう。チューニングがあった状態でネックの反りを確認し、弦高を確認して、高い場合には、弦とサドルを外して、削って弦高調整をします。弦高の調整が済んでら、オクターブピッチの調整をしますが、かなりの熟練が必要だと思います。

ここまで、簡単にサドルの交換方法を説明しました。しかし、楽器屋さんや、ネットショップでも、サドルを購入することは出来ますが、微妙な調整が必要な場合が多いので自分で交換するのはあまりおすすめしません。

アコギのサドルの交換はプロの仕事なので、優秀なリペアマンを探した方が良いと思います。

アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?終わりに

終わりに

最後にこの記事をまとめておきたいと思います。

  1. アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?弦交換で困らない為に
  2. 向きは弦高が高い方が6弦側
  3. 2弦の所だけ凹んでいるのは何故?
  4. 交換は難しい
  5. アコギ(ギター)のサドルの正しい向きはどっち?終わりに

音程がズレることを書きましたが、実は音程がずれる原因はフレットがあるからです。フレットレスベースなどが有名ですが、ヴァイオリンなどフレットのない弦楽器は、押さえる位置を自分でコントロール出来るので耳の良い人は正確な位置で押さえることが出来ます。

逆に言うと正確な音程がわからないと酷いことになりますね。アコギはフレットがあるので、押さえる指の位置が多少ずれても音程は変わらないという便利な楽器ですが、若干の音程のズレは、がまんしてくださいという楽器です。

アコギは完全な楽器ではなく、改善の余地のある楽器とされているようですが、12フレットより手前を多く使う、とりわけ弾き語りでよく使うコードでは問題ではないでしょう。

最後までご覧頂き有難うございます。

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