アコギを貰ったんですが、ちょっとアコギのトップの膨らみが気になります。
アコギのトップ膨らみの許容範囲ってどれくらい?
あと、修理の料金はいくらくらいですか?
こんなお悩みにお答えしたいと思います。アコギは木で出来ているので、気温や湿度にとても敏感なのでメンテナンスや保管方法によっては弾くことが出来なくなるくらい劣化してしまいます。
完全に膨らみが目立つアコギに関しては自分で修理は不可能なので、リペアーに出して修理をお願いするか、料金が高い場合は諦めて新しいアコギを買いましょう!
今回は、アコギのトップ膨らみについて対処法をお伝えしたいと思います。
◆この記事の内容
- アコギのトップ膨らみが気になる!許容範囲や修理料金など
- 許容範囲
- 確認方法
- 直し方・リペア修理の料金
- アコギトップ割れに気が付いた!
- 音への影響
- 修理の値段
- アコギトップその他の悩み
- 落ちとは
- 元々膨らんでいる
- 材質について
- アコギのトップ膨らみが気になる!終わりに
アコギのトップ膨らみの許容範囲と修理料金
せっかく頂いたアコギが使い物にならなかったら残念ですが、アコギのトップ膨らみはメンテナンスや保管方法が悪かったので仕方無いですね。
修理が必要な場合もありますので許容範囲などを見ていきましょう。
許容範囲
押入れに長い期間しまってあったお古のアコギを、そのまま貰ってきたなんて方も多いのですが、大概は使い物にならないですよね。アコギのトップ膨らみが気になるときの許容範囲は、やはり見栄えよりも、演奏に耐えられるかどうかではないでしょうか?
何センチ膨らんだか?などでは表現し辛くて、演奏しやすいか、しづらいかが、アコギのトップ膨らみの許容範囲の見極めの基準だと思います。
アコギのトップが、完全に平面では無いにしろ、一見して膨らんでいるなと思ったら普通には演奏出来ない可能性が高いです。
確認方法
確認方法としてはまずはアコギの弦を交換してみましょう。
上手く弦がチューニング出来て、弦高もコードを押さえるのにきつくないようであれば練習には支障は無いのでそのまま練習していきましょう。
直し方・リペア修理の料金
アコギのトップ膨らみが多少気になっても、音程や押弦に支障が無ければそのままで大丈夫ですね。自分で出来る対処法としては、それ以上悪化しないように、練習後に弦を緩めるとか、エアコンの温度や湿度に気をつけるなどですね。
トップ膨らみが気になるアコギで、弦は張れるものの、チューニングが合わないとか、オクターブ調整が上手くいかないとか、弦高が高くて弾きづらい場合もあるでしょう。
その場合は、アコギのトップ膨らみだけでなく、アコギ全体の調整が必要な場合が多いので、まずは、リペアーショップを探しましょう。リペアーショップは、出来れば自分でアコギを持ち込める場所にあるリペアーショップがおすすめです。
ギターのリペアーショップが近くにある場合は、アコギを持ち込んでリペアーマンといろいろ話をしながら修理料金の見積りを取るといいですよ。一般的にアコギの修理の依頼が多いのは、ネックの反りや、フレット交換・サドル交換などで、割と定価が決まっています。
しかし、アコギのトップ膨らみや、音がこもっているというのは、要見積りで見立てが難しいと思います。アコギに関して意外と知らないことって意外と多いものです。近くにリペアーショップが無い場合には、まずは写真を送ってアコギの状態を見てもらった方がいいですね。
修理箇所などは、電話やメールで相談することになりますが、丁寧にコミュニケーションをとらないと後悔することになりかねません。ちょっと大袈裟くらいに突っ込んで、根掘り葉掘り納得がいくまでアコギの膨らみを説明して修理について聞いた方がいいですよ。
修理が出来ないほど痛んでいる場合もありますし、せっかくお金を払ってアコギを弾き易い状態にしてもらうので。写真で料金に折り合いがつけば、アコギを宅急便で送ることになりますが、配送中に破損してしまわないように丁寧に梱包しましょう。
アコギのトップ膨らみの許容範囲と修理料金|割れ目に気づいたら
長いこと使っている愛機のアコギがふと見ると、「トップに割れ目が出来てる!」なんてことがあります。そんなときの対処法などをみていきましょう。
音への影響
アコギトップに割れが起きるということはアコギが乾燥しているということですね。アコギのサウンドは良く「乾いている」と表現しますが、木が乾いていればいるほど、音の鳴りは良くなります。
トップが割れていても完全に分離しているわけでは無いので、サウンド的には絶好調なのではないでしょうか?しかし、ほっておくのは危険なので、適切な対策をしましょう。
修理の値段
アコギトップの割れも初期段階では下記のようなアイテムで改善することもあります。
アコギ乾燥対策のアイテムでゆっくりと加湿してくれますが、あくまでも予防用なので、ある程度治ったとしてもまた乾燥する季節を迎えるとトップの割れが起こってしまうでしょう。
そうなるとリペアが必要となりますが、よっぽどの腕前が無いと自分ではトップの割れは直せないと思います。ギターのクラフトマンがいる楽器屋さんに相談すると良いでしょう。
程度にもよると思いますが、アコギトップの割れ(クラック)の修理は一万円弱ではないでしょうか?
落ちとは
「トップ落ち」はアコギやセミアコで起きる現象です。アコギの ボディ表面のトップ板が工場出荷時よりも 落ちこんでしまうことです。 原因はやはり「木の収縮」で、アコギが木で出来ている生ものである証拠ですね。 これはリペアに出してもかなり大掛かりな修理になる可能性が高いのでリペアーマンとよく相談しましょう。逆に、 長い期間トップ落ちせず状態を 保っているギターは素晴らしいですね。
元々膨らんでいる
アコギ初心者のうちは、よくわからないと思うので、楽器屋さんですすめられるがままに買ってきたアコギのトップの膨らみが気になる方がいます。しかし、アコギはトップには「ドーミング」と言ってやや膨らみが元々ついているのに気が付かなかっただけかもしれません。
自分のアコギに愛着が湧くうちに、「アレ?」と気が付くのかも知れません。もし、心配な場合には買った楽器屋さんで見て貰うと安心できますよ。
材質について
アコギのトップの材質はそのアコギの音色に大きく影響する一番重要な部分といえます。もちろん良く振動した方が良い音がしますが、そのためには、なるべく軽くしなやかな材質が良いのです。しかし、アコギのトップには、70kgほどある金属弦の張力がかかるので、強く丈夫な材でなくてはなりません。
このふたつの相反する条件を満たす木材の代表がスプルース(松)とシダー(杉)になります。
アコギのトップ膨らみが気になる!許容範囲や修理料金など|終わりに
最後にこの記事をまとめておきたいと思います。
- アコギのトップ膨らみが気になる!許容範囲や修理料金など
- 許容範囲
- 確認方法
- 直し方・リペア修理の料金
- アコギトップ割れに気が付いた!
- 音への影響
- 修理の値段
- アコギトップその他の悩み
- 落ちとは
- 元々膨らんでいる
- 材質について
- アコギのトップ膨らみが気になる!終わりに
僕が楽器屋さんで働いているときに、おじさんから借りてきたアコギだけど弾きやすくなりませんか?とリペアーを依頼されました。あまりにトップ膨らみがひどいなと思いながら、見積りしてみてびっくり!普通のアコギが買えちゃうじゃん?というお値段でした。
アコギは木で出来た生物なので、取り扱いには充分注意しましょう!アコギは塗装の種類によっても保管方法やメンテナンス方法に若干の違いがあるので気を付けてくださいね。
アコギの状態を保つのに一番いいのは、頻繁に弾いてあげることですね!プロのミュージシャンが付き人にギターを弾かせているというのを聞いたことがあります。
ギターやアコギは鳴らしていないと、鳴りが悪くなるようですよ。アコギのトップが膨らんできてしまうのも、放置している期間が長くてアコギがむくれているのでは??アコギのベストコンディションを保つには鳴らしてあげるのが一番ですが、四六時中アコギを弾いているわけにも行かないので、保管場所や方法には気をつけましょう。
最後までご覧頂き有難うございます。
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