アコギの弾き方でピック弾きじゃなくて指弾きは難しいですか?
アコギの指弾きのやり方を教えてください。
アコギの友達に質問された、アコギの指弾きについて解説したいと思います。アコギは右利きの方の場合、左手でコードを押さえて、右手で弦を弾きますね。
右手の弾き方に大きく分けて、ピック弾きと、指弾きがあります。指弾きはわりと穏やかな曲調に合う弾き方なので、曲調に合わせてピック弾きか指弾きか選べるようになりたいです。
今回は、アコギのが右手の使い方として、指弾きについてまとめておきたいと思います。
◆この記事の内容
- ギター指弾きは難しいのか?やり方とコツ
- やり方
- コツ
- 2ギター指弾きは難しいのか?奏法について
- アルペジオ
- アルペジオの基本パターン2つとTAB譜
- カッティング
- ストローク
- オルタネイト
- ギター指弾きは難しいのか?その他
- ピック弾きか指弾きか
- 爪について
- 小指の使い方
- アコギ(ギター)の指弾きは難しい?終わりに
アコギ(ギター)の指弾きは難しいのか?やり方とコツ
アコギの奏法(右手の使い方)は、初心者からベテランまで誰でも、数本の弦を「まとめて弾くか、ばらして弾くか」の二通りに突き詰められます。
アコギの弾き方は、その殆どが歌の伴奏で、コード(和音)を弾くことになります。
やり方
指を使ってでアコギ(ギター)を弾く場合、右手の小指以外の4本指を使う4フィンガー奏法が一般的ですね。小指のほかに、薬指も使わず、3本指を使う弾き方は3フィンガー奏法と呼ばれます。まず始めはは4フィンガーを覚えるのがよいでしょう。アコギ(ギター)の指弾き4フィンガー奏法の場合、親指で4~6弦、人差し指で3弦、中指で2弦、薬指で1弦を弾くのが基本となります。このポジションをしっかりと覚えましょう。
コツ
親指の第一関節は伸ばして、指先ではなくどちらかというと左側で弾きましょう。人差し指で3弦、中指で2弦、薬指で1弦を弾くのも基本となりますので、先ずはしっかりこの形を叩き込みましょう。
ギター指弾きは難しいのか?奏法について
アルペジオ
コード(和音)を一音一音バラバラにして弾くことを「アルペジオ」、日本語では「分散和音」といいます。フラットピックを使ってアルペジオを弾くことも出来ますが、歌いながら自分で伴奏するアコギの弾き語りの場合は通常、指でアルペジオを弾く指弾きが多いですね。
アルペジオの場合、コードストロークより若干コードチェンジに余裕がありますね。というのも、コードストロークの場合、小節の頭で全部の弦を鳴らしますが、アルペジオは小節の頭は低音弦だけの場合が多いので、とりあえず6弦か5弦を押さえればいいからですね。
アコギをを指で弾く指弾きの方法はいくつかあります。カントリー系やフォーク系の曲の伴奏で多く使われるのが、スリーフィンガーと呼ばれる奏法です。
アコギでもわりと使いやすい親指と人差し指を基本に、中指も交えた3本指で弾くので、スリーフィンガー奏法といいます。ボサノヴァ系の曲では、スリーフィンガーに薬指も加えた4本指で弾くので、フォーフィンガーといいます。
クラシック・ギターは更に小指も含めた5本全部を使って演奏することになります。クラシックギター(ガットギター)とアコギは弦と弦との距離が違うのと、弦そのものの材質が違うので指弾きの感覚がだいぶ違いますね。
一度、クラシックギター(ガットギター)で指弾きの練習をしてみるのも自分の指の感覚を鍛えるのにいいかも知れません。フォークギターの中でも、ネックの太さには違いがあり、一般的なナット幅の基準は「42.9mm」か「44.5mm」となっています。
ナット幅の広いアコギはフィンガー奏法向き、狭いアコギはストローク奏法向きです。
アルペジオの基本パターン2つとTAB譜
アルペジオの指弾きのパターンはたくさんありすぎて、組み合わせ次第では無限に広がりますので、今回は、超基本的な二つのパターンを身に付けましょう!せっかくなので、TAB譜の読み方と合わせて解説しますね!
ますは、アコギの指弾きの代名詞、フォーフィンガーのアルペジオから。
TAB譜は横線が弦を表していて、一番上が1弦で一番下が6弦です。数字は弦を押さえるフレットです。下にある漢字は弦を弾く指(右利きの人の右手)を表しています。
コードを覚えるときも、アコギ初心者は形で覚えた方が早いとお伝えしましたが、指弾きも楽譜を目で追うよりかは、右手の感覚を体に入れてしまうようにして覚えましょう。
この、1つ目のアルペジオパターンで、薬指のところを中指で弾くとスリーフィンガーになりますね。次に、下のTAB譜が代表的な2つ目のアコギ指弾きのアルペジオパターン。
これも、親指、人差し指、中指、薬指を使ったフォーフィンガーの指弾きアルペジオです。
2弦と3弦を、中指と薬指で同時に鳴らします。最初は難しいですが、感覚を掴むように慣れていきましょう。アコギの指弾きのパターンは、決まりが特に無いので、自分で工夫していろいろ編み出してみてください。
自分なりの指弾きのパターンが出来れば、オリジナリティあふれるアコギの指弾きプレイが出来るかも知れませんよ。
カッティング
カッティング奏法は、ピックを使った方がやりやすいと思うので、先ずはピックを使ったカッティングを身につけましょう。そして、更に高度なプレイにチャレンジしたくなたら、右手の中指・薬指・親指の3本を使ったカッティング奏法の練習をしましょう。
使う指、動かし方は様々あると思いますが、フラメンコとかスパニッシュ・ギターの曲に合うので参考にすると良いでしょう。しかし、難しいですよ・・・。
ストローク
ピックを持たずに、指でストロークをしてみたいと思うことがありますよね。指で弾くとギターが上手そうな感じがしますが、実は指を使ったストロークは、やり方やそのメリットに関してわからないことが多いですよね。
私は再三、アコギの奏法に関して、こうしなければならない!という固定観念が嫌いだという話をします。なので、好きなように指でストロークすればいいです。ピックでストロークするのと、指でストロークした場合の音の違いがあるので、曲によって使い分けると良いでしょう。
音の輪郭がはっきりと表現できるのがピック弾きの特徴です。「カリッ」とか「パキッ」といった硬い感じのサウンドになります。なので、シャキッとかっこよく演奏したい曲はピックで弾きで、優しい雰囲気の曲なら指で弾こう!…という感じで使い分けています。
オルタネイト
オルタネイトピッキングとはピックを使った奏法で、アップダウンを規則正しく繰り返しピッキングすることですね。指弾きでのオルタネイトピッキングのような弾き方をするときは人差し指と中指を交互に使いソロを弾く時に使ったりしますね。これもやはり、フラメンコやスパニッシュのプレイが参考になりますよ。
ギター指弾きは難しいのか?その他
ピック弾きか指弾きか
ピック弾きは指弾きか迷たときは、曲の雰囲気に合わせて使い分けられるのが理想ですね。しかし、私はアコギを始めたときに指弾きがなじめず、すっとピックでばかり弾いていたので、指弾きは苦手です。アルペジオもピックを使って弦飛びしてオルタネイトで弾いてしまいます。
音色の温かさや硬さも、ピックで微調整しています。
爪について
アコギの初心者の方に、指弾きを練習したいんだけど爪は伸ばした方がいいですか?と聞かれる事があります。アコギの指弾きのことを爪弾きと呼ぶ方も居るくらい、爪で弾くイメージがありますね。アコギの指弾きでは爪を伸ばして弾くか、爪を切ってしまい、指の先で弦を弾くかは人によりますね。
クラシックギターの方は、爪を伸ばす方が多いようです。私は、爪で弾くのは苦手で、左手も右手も爪は出来るだけ短めに切っています。アコギ初心者の方で、指弾きにチャレンジする場合は、一度爪を伸ばして弾いてみても良いと思います。
また、爪を伸ばして演奏する場合、ピック程ではないですが、指の肉の部分で弾くのに比べて硬いサウンドになります。これは爪がピックの代わりになるからで、それに対して、爪の短い指でストロークした場合は、柔らかく温かなサウンドになるので自分の好みの音を探しましょう。
小指の使い方
アルペジオを指弾きで弾く場合、ある程度弾ける人は 、弦の位置を把握しています。 小指をボディに立てて距離を測るのもその一つですし、ブリッジに手のひら側面を乗せる人もいますね。また、ボディを抱える肘の位置を固定して弾く人もいます。
ボディに小指を立てず、ブリッジにも触れない人は、「肘から弦までの距離」を感覚で覚えて弾いていると思います。 高校の先輩に、ブリッジやギターのボディに触れることなく、手を上にあげて目をつぶって「4弦」と言われたら4弦をいきなり弾くという訓練をさせられました。
体がキターの感覚を覚えるまでは、小指をボディに立てて距離をつかんでも全く問題ないと思います。
アコギ(ギター)の指弾きは難しい?終わりに
最後にこの記事をまとめておきたいと思います。
- ギター指弾きは難しいのか?やり方とコツ
- やり方
- コツ
- 2ギター指弾きは難しいのか?奏法について
- アルペジオ
- アルペジオの基本パターン2つとTAB譜
- カッティング
- ストローク
- オルタネイト
- ギター指弾きは難しいのか?その他
- ピック弾きか指弾きか
- 爪について
- 小指の使い方
- アコギ(ギター)の指弾きは難しい?終わりに
アコギを練習し始めて、ピックを使い続けてきた場合、指弾きにチャレンジするのはとてもいいことだと思います。
アコギの音はとても繊細で、指で弦を弾いてみると、ピックで「ジャカジャカ」鳴らしているときとは違う音色に「ほっと」することもあります。
奏でる曲も、同じコード進行なのに、ピック弾きと指弾きでは違ったイメージになるので不思議ですね。指弾きでのアコギの練習に飽きてきたら、ピックで思い切りストロークしてみるのもいいでしょう。
アコギの指弾きでも、ピック弾きでも満足のいくプレイが出来るようになるまでは練習の積み重ねが来示ですね!アコギはとても奥が深い楽器です。自由に弾けるようになると、とっても楽しいですよ!せっかく始めたアコギも自分が納得できるプレイができないまま終わらせるのはもったいないですね。諦めずに、拍手喝采を浴びる日まで頑張りましょう!
最後までご覧頂き有難うございます。
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