アコギを練習しはじめて、指の痛さにも慣れてきていい感じなんだけど、弦高によって弾きやすかったり弾きづらかったりするって聞きました。
僕のアコギは12フレットで2.5mmなんだけどどうなんでしょうか?
こんなお悩みを抱えているアコギ初心者さんに、今回はアコギの弦高についてまとめておきたいと思います。僕も、アコギを始めた頃には、がむしゃらに弾きまくって指が痛くて痛くて仕方ないのを我慢に我慢を重ねた思い出があります。
楽器屋さんも遠かったし、近くにアドバイスをしてくれる先輩も居なかったのでずいぶんと悩んだものです。今回の記事が、アコギの弦高で悩んでいる方に少しでもお役に立てると幸いです。
◆この記事の内容
- アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?調整方法や料金など
- アコギの弦高の標準ってあるの?
- 弦高は低めが良い?
- 弦高が高いなと感じたら
- 弦高を自分で調整する方法
- ナットやサドルが原因
- ネックの反りが原因
- 弦高調整の料金は?
- アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?終わりに
アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?調整方法や料金など
アコギの練習を始めたばかりの時は、コードを覚えたり、ストロークを覚えたりと楽しくて仕方ないですよね。でも、自分のアコギの弦高が適正かどうかなんて考えもしなかったです。
だけど、アコギも木で出来ていて、買ってきたばかりの状態がいつまでも続く訳ではなく、調整が必要です。
弦高の標準ってあるの?
アコギの弦高は、一般的には、「12フレットで3mm以下」とされており、6弦で2.5mm程度、1弦で2.0mm前後が基準です。図り方は、フレットから弦の下までの距離です。弦高3mm以下というのはあくまでの標準なので、自分の好みや、演奏する楽曲のジャンルによっても多少違いが出てくるところですね。
少しまとめてみると、
- 弦高が低め:6弦1.9~2.2mm/1弦1.7~2.0mm(ソリスト向け)
- 弦高が普通:6弦2.5~2.7mm/1弦2.2~2.5mm(すべてのジャンルでOK)
- 弦高が高め:6弦3.0~3.5mm/1弦2.6~3.0mm(迫力のあるサウンドを求める人向け)
となります。自分にあった弦高を追求しましょう。
弦高は低めが良い?
アコギはエレキに比べて弦が太く、若干弦高が高めだと思います。私はエレキもアコギも弦高は低めが好きですが、アコギはあまり低すぎるとバズリが起こり音色に影響が出るので気をつけましょう。
エレキだと、速弾きソロなんかはある程度弦高が低めでないとテクニック的に弾きづらく上手くプレイできないかも知れませんが、アコギでバッキング主体の場合は、しっかり弦高を取って1音1音がはっきり輪郭のある音色が私は好きですね。
弾きやすさと音色とのバランスで自分に合った心地よい弦高を探しましょう!
弦高が高いなと感じたら
実際にアコギをプレイしていく中で、なんとなく弾きづらいなと感じたら弦高を疑ってみましょう。
実際に12フレットあたりを物差しで測ってみたらわかります。12フレットで3mmを超えていたら調整の必要があるので、この先を読み進めてくださいね。
弦高を自分で調整する方法
アコギの弦高を決めている要因はいくつかあります。それぞれ一つ一つ確認して、弦高が高くなっている原因を見つけて調整してみましょう。
ナットやサドルが原因
アコギの弦は、両端をナットとサドルで固定されていますね。この、ナットの溝の深さや、サドルの高さが原因で弦高に影響が出る場合があります。ただし、ナットもサドルも摩耗していくものなので、削れて弦高が低くなるほうに向かうことがあっても、自然に高くなることはまず無いでしょう。
なので、買ったばかりのアコギでない限り、ナットやサドルが原因で弦高が高いと感じるようになることは無いと思います。
ネックの反りが原因
アコギの弦高が高くなったと感じる一番の原因はこの、ネックの反り具合だと思います。ネックの反り具合を自分で確認するには、ネック全体をアコギのペグのついている方からサドルに向かってみてみるとわかります。
しかし、目視してアコギのネックが反っているかどうかわかるようになるためには色々な状態のアコギを見てみないとわからないと思います。アコギに熟知した先輩や、楽器屋のお兄さんに実演して教えて貰うことをお勧めします。
ネックの反りが分かるようになったら、トラスロッドがついているアコギであれば自分である程度調整できるので、いいと思います。
弦高調整の料金は?
アコギの弦高調整も自分で出来る範囲を超えたの感じたらプロのリペアマンに頼むべきでしょう。弦高調整といっても、ネックの反りをトラスロッドで調整しただけで治るものと、ナットを交換したり、サドルを削ったりといろいろあります。
アコギの弦高調整の料金はいくらですと言い切れませんが、3,000円から5,000円くらいが相場ではないでしょうか?自分のアコギを買ったお店であれば、ネック反りくらいであれば無料でやってくれるお店や店員さんもいるでしょう。
逆に、ご自分のアコギの弦高を適正にするのに5,000円以上かかるのであれば、諦めて新しいアコギを買った方がいい場合もあるでしょう。アコギのは調整ぐあいで非常に弾きやすくなったり、逆にプレイし辛いアコギになって練習に支障が出てしまいます。
アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?終わりに
最後にこの記事をまとめておきたいと思います。
- アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?調整方法や料金など
- アコギの弦高の標準ってあるの?
- 弦高は低めが良い?
- 弦高が高いなと感じたら
- 弦高を自分で調整する方法
- ナットやサドルが原因
- ネックの反りが原因
- 弦高調整の料金は?
- アコギの弦高3mmは高いのか低いのか?終わりに
アコギに限らず、楽器は非常にデリケートなものだと思っています。特に木で出来ているアコギに関しては、梅雨のある湿度の高い日本ではメンテナンスが大変な楽器の一つですね。
しかし、車やバイクも普段の整備が行き届いていないと危険なように、アコギも弦高調整を含め、メンテナンスも練習の一つだと僕は思っています。友達で、最初はミュージシャンを目指していたけど、アコギにのめりこんで楽器屋さんやリペアーマンの道に進んだ人もいます。
アコギは特に奥が深いので、大いにのめりこんでください。最後までご覧いただきありがとうございます。
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