ギターリフとはその楽の「顔」であり、「覚えて口ずさみたくなる」曲中で繰り返し演奏される特徴的なギターフレーズのことですね。
世界的にも有名なギターリフ(特にロック)の多くは、一度聞くだけで忘れられず、歌詞やメロディより優位に立つ場合もありますね。
今回は、ギターリフについてソロとの違いやおすすめのリフを紹介したいと思います。
◆この記事の内容
- ギターリフの定義とその特徴。
- ギターリフとギターソロの違い。
- 世界的に有名なギターリフの例とその特徴。
- ギターリフが楽曲において果たす役割とその重要性。
ギターリフとは?ギターソロとの違い
ギターがメインの楽曲の内、特にブルーズやロック、バードロックやパンクミュージックといったジャンルでは、数えきれないほどたくさんの有名なギターリフが存在します。
これからギターを始める方にとっても学ぶべき要素が多いし、練習して楽しくなるので是非覚えましょう。
ギターリフとは?
- リフとは「楽曲の中で繰り返し使われる、印象的な短いフレーズ」のことを指します。
- 繰り返すという意味の英語「refrain(リフレイン)」が語源になっているとも言われており、ひとつの楽曲の中で何度も登場するのが特徴です。
- ギターが弾くリフのことを「ギターリフ」と呼び、ロックの歴史の中でたくさんの名ギターリフが生み出されてきました。
- 1 小節や 2 小節の短いフレーズを骨格としたものや、4 小節で 1 つのフレーズになっているものなどたくさんのバリエーションがあります。
- ほとんどのリフはイントロから使われ、歌のバックや間奏部分、エンディングなどで何度も登場し、歌を聞かなくてもそのリフを聞くと曲名が聞く人の頭に浮かんできます。
ギターのリフで一番有名なのは「ジャッ、ジャッ、ジャッー、ジャッ、ジャッ、ジャジャー♪」と言葉で書くとわからないですが、聞けば一発!世界一、有名なリフ、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」ですね。
CMで使われているのは、スギちゃんが出演する「ソフトバンクモバイル」やキリンビールの「澄みきり」が有名ですね。
特にハードロック、へヴィメタルの場合には、リフの存在しくては曲が成り立たなくて、 リフ、特にギターリフを聴いただけで何の曲かすぐにわかりますね。
UCCのブラックCMで、これまた、ディープ・パープルの「ブラック・ナイト」のイントロ=ギターリフだけが使われていますね。CMで、この曲のアレンジの部分だけを使っているだけなので、著作権的に、曲を使ったことにはならないと思いがちですが、違うようです。 イントロだけを使った場合でも、丸々その曲を使ったという扱いのようですね。
ソロとは
ソロは本来は独奏の意味です。なので、一人・単体という意味合いがありますが、絶対に一人だけで演奏していなければソロではないとも言えません。
ロックの曲では、ツインリードという言葉もある通り、二人で演奏する場合もあります。
バンド演奏であっても、いわゆる間奏と言って、メインヴォーカルが休みで、ギターが目立つメロディーを演奏する部分やそのときのギター演奏のことを「ギターソロ」と呼びます。
ギターソロという場合には、その部分でギターがメインメロディーを演奏しているという意味合いで捉えると良いでしょう。
その時、ソロだからと言ってヴォーカル以外のパートは休むことなく、同時に演奏していますね。
要は、メインのメロディーについて、それを担当している楽器がギターの場合にギターソロといいます。なので、
ソロパートはベースが伴奏から離れて一人でリードパートを弾く部分はベースソロとなります。
もちろん、キーボードが一人でリードパートを演奏する場合は、キーボードソロですね。
どんな楽器でも、伴奏部から離れて部分的にリードパートを取る場合、その楽器のことをソロというのが一般的だと思います。
ギターリフとは?名曲/かっこいい曲6選
- 代表的なギターリフ
- 簡単でおすすめなリフ3選
- かっこいいリフ3選
代表的なギターリフ
-
単音主体のリフとして、以下の曲が挙げられます。
- Are You Gonna Go My Way / Lenny Kravitz
- Eat The Rich / Aerosmith
- (I Can’t Get No) Satisfaction / The Rolling Stones
- Day Tripper / The Beatles
- Beat It / Michael Jackson
- Marionette / BOØWY
- POISON / 反町 隆史
- サザンオールスターズ / マンピーの G☆SPOT
-
コード主体のリフとして、以下の曲が挙げられます。
- Smoke on the Water / Deep Purple
- Smells Like Teen Spirit / Nirvana
- You Really Got Me / The Kinks
- Back In Black / AC/DC
- Welcome To The Jungle / Guns N’ Roses
- Real Thing Shakes / B’z
- DOLL / SCANDAL
- 瑛人 / 香水
簡単でおすすめなリフ3選
スモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープパープル)
この曲は絶対に押さえておきたいですね。
Armed and Ready(The Michael Schenker Group)
ハンドドックのギタリスト、西山毅さんが、ライブなどのサウンドチェックの時、アンプにギターをつないで一番最初になぜかこの曲のリフを弾いてしまうと言っていました。
このリフは、僕も生涯の中で一番多く弾いたリフになると思います。
Eye Of The Tiger – Surviver
この曲も、聞いたことが無い人はあまり居ないのではないかと思いますが、すでに懐かしいい曲に入っているので、若い方は知らないかも・・・。
かっこいいリフ3選
Livin’ On A Prayer(Bon Jovi)
この曲は、エレキギターにトーキング・モジュレーター
をつないで演奏しないとこのリフの雰囲気は出せないので、ご注意ください。
Dr. Feelgood(Mötley Crüe)
この曲もリフは印象的ですが、全音下げ(一音下げ)して弾かないとこの雰囲気にはなりませんのだ、これまたご注意を。
ZERO(B’z)
洋楽ばかりになってしまったので、邦楽を一曲。邦楽アーティストの中で、ひときはリフが印象的なバンドはB’zだと思います。
今回おすすめした他の曲より少し難しいと思うので、コピーする場合は頑張ってください。
これはギターリフじゃない?!
ギターリフとは、楽曲の中で繰り返し使われる印象的な短いフレーズを指します。
この繰り返しのフレーズを効果的にかっこよく印象付けているのがギターリフの特徴です。
しかし、すべてのギターのフレーズがリフとして認識されるわけではありません。
例として、以下の曲を挙げてみましょう。
-
Johnny B Goode / Chuck Berry
この曲のイントロは非常に有名で、一瞬でどの曲かが分かるほどの印象的なフレーズです。しかし、このフレーズ自体にリフレイン(繰り返し)の要素がないため、厳密にはギターリフとは言えません。 -
BELOVED / GLAY
こちらも印象的なイントロフレーズが特徴的ですが、繰り返しの要素がないため、ギターリフとは異なると言えます。
リフという言葉は、楽曲の中で繰り返し使われる印象的な短いフレーズを指すものですが、厳密に言えば、繰り返しの要素がないフレーズをリフと呼ぶこともあるので、その点を理解しておくことが大切です。
ギターリフとは?ソロとの違い|おわりに
最後にこの記事をまとめておきたいと思います。
- ギターリフとは?
- ソロとの違いを解説します
- ギターリフとは?名曲/かっこいい曲6選
- 簡単でおすすめなリフ3選
- スモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープパープル)
- Armed and Ready(The Michael Schenker Group)
- Eye Of The Tiger – Surviver
- かっこいいリフ3選
- Livin’ On A Prayer(Bon Jovi)
- Dr. Feelgood(Mötley Crüe)
- ZERO(B’z)
リフが印象的で覚えやすいことでヒットした曲もあるので、ギターリフは作曲と同じくらい価値のあるものですね。
中にはとても弾くのが難しいリフもありますが、かっこよさと難しさは比例しないので、頑張って練習してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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